このレビューはネタバレを含みます
オッサンと未成年者の恋愛を描いたロリコン映画、なんて書いてるレビューサイトも見かけていたのでどんなもんかと思ってましたが、その手のレビューは全くの見当違いだと感じました。
物語の終盤にレオンがマチルダに「愛してる」と言い、マチルダも「私もよ」と返すシーンがありますが、その台詞のみを切り取れば確かに「ロリコン監督の妄想」となるのかも知れません。
しかし作品を通してると恋愛的な意味で「愛してる」のはマチルダのみであり、レオンの言う「愛」とは人間愛というか家族愛というか、人間らしい心を教えてくれた事に対する感謝のニュアンスが濃いものであるように感じました。
その辺りの「愛」に対する色の違いもラストの切なさを際立たせている一因であると思います。
あと単純にナタリー・ポートマンの演技が凄すぎる。「齢12歳にしてなんでこんな顔出来るんだ」の連続です。