このレビューはネタバレを含みます
見終わった後、私はレオンが死んだ事実が受け止めきれなかったです…。
マチルダは復讐は果たせたけど、結果的に大切な人を失ってしまって、次は誰に悲しみと怒りの矛先を向ければいいのか…。
最後のラストシーンではもう復讐を誓うようなマチルダはいなかったけど、これから先生きていく中で何を思いながら生きていくんだろう…。
レオンは最初の印象では怖い人ってイメージだったけど、物語が進んでいく中でレオンの弱い部分(勉学、コミュニケーション能力)を知り、愛嬌のあるシーン(マチルダとのモノマネ当てゲーム?や水の掛け合い)を見ているとどんどん彼が愛おしくなるんですよね…。
マチルダも彼を知っていく中で、12歳だけどレオンへ母性本能に近いものを向けている気もしました(からかったり、ませていたり)。
レオンの途中の台詞「年は取ったが大人にならないと」が凄くしっくりきました。
私の中では幼い子供や、動物が死んでしまった時の感覚と、レオンが死んでしまった時が凄く似ていました。