このレビューはネタバレを含みます
走るゾンビの(多分)元祖。
ゾンビが蔓延し荒廃した都市から、何とか無事な地域へ脱出をはかる…というのが前半。主人公たちは全員強力な武装はしていない普通の一般人なので、派手なアクションはなく基本的に逃げの一手。地味に静かに隠れ住み、時に危険を犯して活路を切り開こうとする。ゾンビはその辺を常にうろうろしているわけではなく、音などで気づかれるとどこからともなくドッと現れるので、ピンチのシーンに緩急があって良かった。
ハンナとフランク親子と合流後、スーパーに寄ったりピクニックしてるのが束の間の癒し。
後半は、一番恐ろしく醜く厄介なのは結局人間で…という方向に。
ゾンビ映画とは思えない爽やかなラストシーンが印象的で、ずっと覚えてる。伏線というわけではないが、呼びかけが「HELP」や「SOS」とかではなくあの文字だったのが素敵だった。