tacky

ピアノ・レッスンのtackyのレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
4.0
冒頭とラストの「ピアノ」と海のシーンの映像の素晴らしさ。

冒頭、エイダのすべてであるピアノが、上陸時に置き去りにされていく。それは心をそこに置いていく事で、どんなに愛しても、この時点で彼女の心は、置き去りにした奴に無いのだから仕方ない。

そして、ラストシーンで彼女自身が「ピアノ」に見切りをつけたので、その解放感がこちらにも伝わってきた。

女性の心と身体の「解放」を表現した、カンピオンの演出力と、ホリー・ハンターの演技力に脱帽である。
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