19世紀半ばのニュージーランドの恋愛観や結婚観は知る由もない
現代日本に育つ自分の価値観で素直に観ると色々と突っ込みたくもなるのだが、、
“ピアノ返して欲しければ下着見せろ、脱げ、添い寝しろ”
からの
“君を淫売にしては俺が情けない” ← 裸で添い寝させといて言うな変態、そもそも人妻や
ピアノを拭く場面でフルヌードになる必要性はあったのだろうか
ピアノを形に性的奉仕を迫る男を愛するようになるホリーに感情移入できるだろうか
などなど。笑
しかし、
・自分が心から大事にしているピアノとそれを弾く自分を尊重してくれる
・異性としての自分を求めてくれる
この二つはエイダにとってベインズを愛するに足る理由だったとも解釈できる
国際的にも高い評価を得る本作
育った時代、文化的背景で無意識に装備されてしまう色眼鏡を自覚するとともに
色々な価値観をインストールしてみて、自分の生きやすいものを選びとることは、人生をより良く生きる方法になり得るかもしれない
フローラの可憐さとヤングケアラーぶりは涙ぐましいほど
”音が存在しない世界が海底の墓場に存在している“