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若さま侍捕物帳 謎の能面屋敷
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『若さま侍捕物帳 謎の能面屋敷』に投稿された感想・評価

4.0
香川京子(娘おいと),清川玉枝(母 女将お仙),利根はる恵(お銀)の女優陣が、時代劇で 全員バタ臭い 欧米顔なのが 当時の好み美人像なのか可笑しいし、おいとや川田晴久(早耳の千吉)の歌や楽曲も現代風。
"地球の上に朝が来る~"という千吉の現在(昭和)風の唄。

比べて、男優陣はしょうゆ顔の主人公 黒川弥太郎(若さま侍)となる。
大河内傳次郎(若様の父 堀田佐渡守)の父性愛全開の特徴ある台詞回し。

只、娯楽作品としては、能舞台やサスペンス風展開も渋い~!
柳家金語楼(喜左衛門)や杉山昌三九(玄馬)の、真犯人によるサラッと惨殺が。

"矢場"という娯楽場が ヤバイの語源であることを最近知って、遊び人の立ち回る矢場や弓の腕前と お銀(女郎ということは明確にしていない。)が分かる。
旗本の子弟の江戸の遊び人風情が楽しそう~!

2025/5/16 国立映画アーカイブ
✔️🔸『若さま侍捕物帖 謎の能面屋敷』(4.4)🔸『犬姫様』(3.0)🔸『金さん捕物帖 謎の能面師』(3.1)『まぼろし天狗』(3.1)▶️▶️ 

 中川作品にはシリーズものの1本やプログラムピクチャーも多く、新東宝末期以外は会社や批評家にも、特別に持ち上げられたことはない、平凡な扱い続きだったようだが(小規模意欲作は良心作の小枠で、時折りあっても)、特に政治的信条もないのか、それに対する意図的反発はなく、気負い少ない取り組み・奢り小に見えるが、映画的趣向へのムシのような所から、シリーズ物に嵌まらない、独自個性が滲みはみ出してるのは、本意であり変わらぬ姿勢なのだろう。様々な条件によって、意が通わぬときや、思わぬ映画的達成を、大作以上に成し遂げてる例もある。作家性とか名人芸を超えた、映画の理想の独自かつ普遍達成も見られるのだ。
 『~能面屋敷』。中川は比較的特集上映が多いし、特に新東宝崩壊前や、東映期の晩年のは人気で上映頻度も高く、傑作・大傑作クラスの作は、戦前の作でも大量に発掘されない限り、今更初見ではないのだろうなぁ、と10年前以上から思ってもきた。しかし、戦後、企業のプログラムピクチャー内に留まった中でも、佐藤重臣らの網に引っ掛からなかった傑作・大傑作もあることを、天才の証しとしてあることも思いしったのが、今回のこれ。脚本も・謎解きも・キャラも、いかにも安っぽい対象を、纏め上げ不思議に頂上まで持ってくる、才気、というより`いなせ´ということばを、田舎者の私が使いたくなる、プロの腕前と、アマチュアリズムの真摯さが、鮮やかという以上に強制なく染み渡る、を知ったのだ。この深まってない、コクなど届きもしない、素人っぽさこそが、現実の真の姿であり、本物の高みに続いてくものなのだ、と思わせすらする。6月半ばの1週間は2本だけ映画を観たが、2本とも大傑作、というのも珍しい、しかも一本は30年前くらい前からよくやってるお墨付きの映画だが、こっちは何の評価もない。
 フィルムやDCPでもない、でどころのよく分からない、不鮮明版で、冒頭から俯瞰めで捉えた町家通りと家並みは半ばペインティング風安っぽさ、女らや瓦版売りがやたら歌う半ミュージカル、素人が書いたような下手な台詞回し、この反名作ぶり、いけるかな、の予感。謂わば伊丹作品のような今日的反格調の時代劇であり、山中のような気取らない真のセンスや構築力が予感され、実際そうなる。
 川縁の料亭など、たっぷり張った手前プールと、ぼろく見えて細かくニュアンス迄作り込まれてる2階屋、川からの月光の反射がユラユラともゆれてる、他、竹林の館や能楽堂ら、真の掛け値ないスケールと品格を持ってて、それをまた誇示しない。
 板群ズラし的ワイプらでシーン切り替えも目眩くが、逃げと追いのフォローカットバックや、そのワンカット内でもアウトし一部が戻る、その詰めがそれ異常に目眩く感じで、時空を半ば無化もしてく。これ以上に、廊下側と手摺側からの90゜を鮮やかに切り替え、都度バックの入り口や押入れからの思わぬ現れも収まり、最初は退いて廻る大きな移動から垂直的位置の変わりがなされて、からの立体と動感感覚。それは、元の全めから寄りめ入れでも成され、90゜よりやや浅い80~45゜位の変。射的屋や屋敷でも行われ、アクションを受けるアップ入りや、どんでん・正対や浅めの切返し・深い縦の図・その手前に新規の人入れ、等にも発展してく。只、元のあくまで軽いが作品を微かに締め続ける立体センスは失われない。寄る・退く単独もあり、多用俯瞰L図に上がり・降りる滑らか雄大自然と併用もされる。アクション・リアクションやアクション繋ぎでも、摘みジャンプさせた、早口感がある。
 そこで、能面盗賊に手を焼き、老中からの場所変えから切腹への措置も取られかねない南町奉行の息子、先の料亭に泊まり込み、そこの娘や、事件の隠れた相方の射的屋の女将に岡惚れされながらも、役職や仕官から離れブラブラしてるのが、係わった事て、与力や町方の期待も背負い、解決に乗り出す。流れから、進行半ばくらいから、犯人はバレバレなのたが、作者は意外な真犯人とか、遂に追い詰め大物悪の総本山、とかは求めてないし、そんなに頭も切れる訳でもない。犯人の相方の女に毒殺されかかっても、「いい人程、愛する者の為に悪に染まりやすい」と言い、「本当に素直なクセのない人」と相手に自ら盃奪い返して棄てる、をやらせてしまう。
 十代の香川京子は、イライラ恋に熱くなって、敵側に情報洩らし、さっさとご奉公出に走るが、敵側にも好かれ大事にされてしまう、幼い愛おしさ。顔が思わぬ火鉢爆発で爛れ、能面で顔隠し、気力失い、中風病みで寝込んでる、将軍前でも待ってた、能役者大物への嫌疑と、その弟のブラブラしてる矢の名手への嫌疑ズレ。弟は、兄の曾て愛する者を自殺に追い込んだを責めてもいる。そして、二人を嫌疑から守ってく、地味だがどこか身のこなしが鋭い用人。果たして、弟の浪人に殺され顔も斬られ原型無しとされた用人こそ生きてて、兄の名役者を監禁・奉公の料亭娘に手を出そうとしていた、元凶とわかってく。兄役者に死に追い詰められた女の兄で、重罪だったを島脱けして、兄の顔の爆破を仕掛け、用人に成り代わり屋敷に入り、兄を廃人・弟をはぐれ堕落に導いてた、復讐者だったのだ。 
 気品や格、巧みや慈味に至るまえでスッと外し逃げる、目につくを下賎と退けた、安っぽさと貧しさ、これこそが映画と言われるものの、理想形だ。戦前スタイル健在だが、この後は、映画的・演劇的重みが増してく。戦前現代劇の『金語楼~』と並ぶ、何気も力籠りきった傑作。
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 『犬~』。映画に半端に殉じてた時代、当然プロの宝刀は避けてるから、流れ出さないと凡庸作へも。たまに前後移動、フォロー移動やカットバック、90°変は送れてもしっくり、らが目立つ才までは行かない。犬姫の犬好きと本人キャラもうまく結びつかない、ままの作。
 宝物の2枚の皿を揃え、本来所有アイヌ首長に返すと金山を貰える。これへの、田沼とその傘下、長屋全体盗賊群、そして後者とゆくゆく合体も貧者への施しを考えてる一味、らの互いに探り合いながらの、秘密を暴きながらの、争奪戦。長屋新入りとヒロインの結婚式下、その父の殺されや、悪巧みや真情の吐露が、ジワッと伝わりくるが、鮮やかよりも、おざなり感。
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 『~能面師』。この時代に崑作品なんかもやってる、主演ローテの1人大谷が金さんをやってるも、小ぶりで一人3役の落差がない分、その他脇の役者が同等で、捕物アクションも締まりは悪く、ラスト等皆が揃いきるまでの果てなし感らは逆に出て、おめでた感は募りはする。
 今回は、2代目自称?左甚五郎の人形掘り師名人が、金さんそっくりで、同じ長屋界隈をウロチョロする、勘違いの混乱が売り物だが、それ程効果は出てない。島津・水戸と連続する御金蔵破りが続く中、長屋のメンバーが絡み、真犯人へ向かう。高級な人形ほど納め先もまた奥深い場、コメディリリーフ左官2人の担当屋敷の理解度、浪人の仇討の相手捜し求め、を通じ、バックの豪商=町医の暗躍が浮き上がってくる。
 寄ると退く・大きく上下へ・柱越し左右移動越し舞台捉えの縦の図・退きの俯瞰図で客席と舞台と楽屋行き来、らの豊かな移動ら。どんでんや切返し・90°変・出入り図の変化らの、細かく丹念。俯瞰の退き図と接写め仰角図。キャラらが楽しく、暗みなどでのゴニョゴニョ動きと、沢山と躍り続けフラフラハンディ負う不思議ユーモア。 
 色々と趣向入ってるも、纏まる力に至らず、評判の人形のそのモデルでもある八千草の芸のロボット踊り、白州の場で勝手私語、らの場をわきまえないラフさのイージーさ、軽さは最後までつきまとう。
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 『~天狗』。結構安易な1人二役や、隠れた悪の大きな存在は、東映に行っても、そっくりそのままの安易さ、一方仕掛け重ねてよりまろやか味わいも出てくる。半裸女群騎馬戦?や、女の拳銃使い、ら人目惹く下品さもあるが、風格や艶が無理なく魅力を放ち、場や時間を絞りこんで締まりもある。
 90°変やその切返し・浅いのも。左右へ長いのや、前後への移動。アップ入れや各人連ね、横図のトゥショット長めどっしり。走る姿のカットバック、殺陣もタップリ。
 田沼下の勘定奉行らの堕落、そこに麻薬流通も絡んでるを探る与力が、傷を負わされたのを、瓜二つの役を外れてる旗本(別々に育った兄弟とわかる)が周囲もわからないようになりすまし、闇を追求してく。姿を隠してた、麻薬を大量持ち込んでた海賊、金本位に世を動かしてた「闇の御前」を突き止めたは、役を降りる前から探ってた旗本の悲願達成でもあり、怪我をおして罷免された弟与力らも駆けつけ、悪を壊滅する。与力を、悪の側にいながらも、「真人間になって抱かれたかった」姉御が、身代わりで撃たれてた。
 旗本の遊び人の子分ら、他作と繰り返される床落ち地下牢屋、らのパターンはダレるが、橋蔵・桜町らはしっぽり流石味。月形・太地も、出番は少ないが、しっかりさらう。尚、用事があり、終わり辺は観ずに外へ出ての評価。











    直後感
■『若』。3916.4’   俯瞰、降りる・回る・寄る、川水光揺れ、90とそれ少し甘い、寄り入れ・対応、竹林・屋敷・川面と料亭、切返し・撃つ、追い逃げる交互・カット内戻る・間詰めで早くで一般シーンも、更寄りやリアクション早すぎ、ミュージカル
「町奉行・南北入れ替え・切腹へ老中」「自殺の兄島抜け、用人へ」「合方半分」「素直な方、正直・いい人程・悪に染まり・愛人為」「侍やめ良し」目付「家名」「爆発させ、堕落させ」
■『犬』。394.しっくり12、たまに前後・Fカットバック、90遅れてもしっくり
幕閣献納、弟盗みアイヌ金山で貧民掬う、長屋仲間、元より持ち、田沼下、盗み、犬
■『金』。3.97.11'/島津水戸金蔵破り、人形納め・左官、金さんファン、勢揃い
踊りフラフラハンディで・逆横への客や柱越し縦図移動、寄る退く縦、大きく上下へ、俯瞰退きと近い図の仰、俯瞰でステージ・客席一体続き移動、どんでんや切返しや出入り図変え細かく丹念、暗みやゴジョゴジョ動き、90め、キャラ、白州らで私語だらけ、
■『ま』。90.左右へ長く、前後へ、アップいれ・各、リバース、浅いリバース、走るカットバック、横トゥ、
海賊上がり老中、金が、老十や町奉行と、わたしを騙し、真人間で抱かれんと、兄弟、与力、遊びにんら、余裕はまり、
11.
新東宝、黒川弥太郎の若さま侍。橋蔵の若さま侍のような華やかさはないが、それだけにミステリー要素が強まっている。能面をつけた強盗殺人犯が横行、能役者の住む屋敷周辺で姿が消える。若さま侍の出馬。脚本は、52年に監督デビューする前の井上梅次。