南森まち

小さな恋のメロディの南森まちのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
3.0
英国。過保護気味に育てられた11歳の少年が主人公。彼は活発な友人や可憐な少女等と学校生活を送り、次第に変わっていく…というお話。

邦題どおり恋のお話だが、実は恋が始まるのは後半に入ってから。そして、何らかのメロディがストーリーに関わるわけではなく、ヒロインの名前が「メロディ」(!!)。原題も"Melody"。

ストーリーのほとんどが、本当にフツーの小学生たちの日常。しかし、互いの貧富の差や背景の違いを知ったり、仲間グループに入れてもらうための苦労をしたり、親友ができたり、そして恋をしたりする…というとてもさわやかな成長物語。

大きな冒険は起こらないけれど、最後の20分間だけは非日常な冒険でとても良かった。

そして何といっても、「メロディ・フェア」を含むビー・ジーズの音楽が耳に残る。特に日本では人気で、車のCMや「にじいろジーン」の「世界の朝ごはん」のコーナーの曲等で使われてきたそうです。