あぁ

小さな恋のメロディのあぁのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
4.6
まっすぐは帰らない面白さ。

めちゃくちゃパンクだし、それに加えてなんかこんなイギリスの学校見たことが...と思ったらめちゃくちゃピンク・フロイドだし、それがどうしたアラン・パーカーでした。

新聞を燃やすダニエル、金魚を買って水槽に放したかと思ったらまた捕獲するメロディの大胆不敵さにまず心を掴まれますが、唐突に墓地へ切り替わったと思った矢先、奥から子供たちがわらわらと湧いてきたところで完全にノせられました。通学路は俺らで作る、と。

女の子たちのダンスをのぞいてたら、なんか「女の都」みたいなの始まるし、チェロ?でナンパするダニエルも最高でした。

新自由主義を嘲笑うような、子どもたちのエスケープ、ストライキ、そして爆弾。どうしても先行するBee Geesのイメージが良い意味でぶち壊される、溌剌とした子供たちの躍動の映画でした(もちろんBee Geesも最高)。
あぁ

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