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小さな恋のメロディのumiのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
5.0

イノセントを求めて。晴れの日に降る雨の煌めきだった。

でも異性ってなんだろう?好きな女の子が出来たらそうなるよね…と微笑ましさを抱くべきところで友情をとらなかった主人公に落胆した。ジャック・ワイルドが凄く良くて。主人公2人よりも彼の「僕が悪かった」とかラストシーンに繋げる一言とかが印象に残ってしまって、"ピュアなラブストーリー"では無く"異性によって形を変えられる同性の友情"みたいな受け取り方に。そして勝手に胸を痛めるという。

ラストの画と音楽が良い。本国では振るわず日本でセンセーション起こしたのも良くわかる日本好きのする感じ。でもお気に入りにはならなかった。労働階級の心優しい問題児と育ちの良い美少年の、女子には壊されぬ友情物語だったら良かったと思ってる自分が嫌だね…
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