憎しみの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

90年代中頃にフランスで撮られた、市民ケーンばりに映像が凄い傑作暴力映画。

結構やんちゃしてる青年らの一日を描いた映画で、スコセッシとスパイク・リーとダニー・ボイルを混ぜたような表現を行いつつも目を見張る長回しの数々も披露しており、その卓越した映像表現に心が躍る。

ギャング的な奴らのヴァイオレンス要素も目立つから爽やかな心持ちになる代物でもないけれども、長回しだとかスローモーションだとか多数の表現法を用いて魅せる映画ってやっぱ良いよなという気持ちは尚のこと強まった。

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