エアール

the EYE 【アイ】のエアールのレビュー・感想・評価

the EYE 【アイ】(2002年製作の映画)
3.6
幼少の頃に視力を失った女性が
20歳になりドナー提供による角膜移植手術を受けて視力を取り戻すも
彼女が見えるようになったのは
光と色彩に溢れた美しい世界と他の人には見えない、この世のものではない”なにか”であった。
見えないままの方が
ある意味では幸せだったのかもしれない…


過去にタイで実際に起きた
角膜手術を受けた少女がその手術の1週間後に自殺した一件から
着想を得て作られた本作。
ハリウッドでもアルバ姉さん主演でリメイクされております。
監督&脚本を務めたのはオキサイド・パン、ダニー・パン兄弟で、
主人公の女性を演じるのは
監督の妻であり、マレーシア出身の女優 アンジェリカ・リー
ーーショートヘアが似合う、美人女優さんです。


舞台は香港。
2歳で視力を失うマンことアンジェリカ。
20歳になった彼女は角膜移植を施され
入院とリハビリにより
次第に視力を取り戻していく。
見えることへの喜びに浸れたのもつかの間
マンは気づいてしまう
ーー他の人には見えていないものまで
見えてしまっていることに…
ーー黒い影と死者、
彼らが伝えたいこと、
ドナー提供者ととある特殊な能力、
孤独感、…

見えるものを疑え
ーー見えてるものが必ずしも真とは限らない、
見せ方が上手だな〜と素直に感じれた場面もちらほら、
いい意味で期待を裏切ってくれました。
こちらが善意で動いていたとしても相手の受け取り方は様々で
そこがまた難しいところです。

さて心理療法士のワ・ローと共に
自分の身に何が起きているのか、マンの調査と抗えない運命が迫る。
エアール

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