マリリン

インドシナのマリリンのレビュー・感想・評価

インドシナ(1992年製作の映画)
3.5
母おすすめの作品。数回鑑賞しているがフランスとベトナムの歴史はよくわかってなくただベトナムはフランス領だったことしか知らずにこの大作を観ていたが今回じっくりと観ることができた。
主演のカトリーヌ·ドヌーブの凛とした佇まいはさすがの大女優の風格ピタリの役柄。この時代に父に代わりゴム園を経営し管理することそして養女を育てることとても大変なこと。真の強さで生き抜いていく様は憧れる。現地の奴隷として生きなければならない人々の壮絶な生活と同じ人間なのに簡単に拷問制裁殺人が繰り返され人間の冷徹な残虐さにおののく。大切な娘が別の世界で生きていくこと戻らないことを伝えられ母親として苦しく切ないなと感じる。ホーチミンに滞在中コンチネンタルホテルに泊まり映画に出てくるシーンと旅の思い出が懐かしい。
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