2025年4月11日の午後のロードショーで視聴
豪華客船で起こった殺人事件を解決するコナンの映画だった。
物語の展開においては雑なところが散見され、突っ込みどころが多かったことから子供のころならともかく今はもう楽しめないと感じた。
まずコナンの映画の見どころは犯人が誰なのか、どういうトリックを使ったのかを明らかにすることだと思うが今作においては部分的とは言えそれが序盤で明らかにされており見てて肩透かしだった。
他にも作中でも言及されていたとおりトリック自体が非常に単調すぎる上に劇場の登場人物が少なすぎることから誰が犯人か簡単に推測できたところも良くなかったところだと思う。
また、主人公サイドをピンチにさせるための展開が無理やりすぎて、特に船が沈没しかけて脱出しようとするときに蘭が手作りのアクセサリーを取りに船に戻るとか馬鹿すぎるし、周りの人も蘭が戻るのをもっと必死に止めろよと呆れるしかなかった。
それでも良いところを挙げるとしたら小五郎のおっちゃんが凄い活躍するところである。
原作やアニメ版のおっちゃんはお調子者で推理が的外ればかりの印象を受けるが今作においては起きてても推理が冴えわたっているし格闘戦もしっかりやっていることから格好良い毛利小五郎を見たいという人にはおすすめできると思う。
