こういち

ワイルド・スピード MEGA MAXのこういちのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
3.8
2025年3月6日の午後のロードショーで視聴

ワイルドスピードシリーズの第5作目であり、主人公であるトレットたちのチームがリオの裏社会を仕切るボスから1億ドル盗み出す映画だった。
主人公のトレットたちは堅気にも迷惑を掛けまくるような連中だが、作中を通してチームのメンバーとファミリーに対する愛情を持っており、仲間を信じるということを一貫していることからキャラクターとしてブレないところがとても良い。
トレットたちは正義の味方ではないのでキャラさえ一貫していれば行動原理も理解できるし、アウトローとしての良さを表現していたことから面白く鑑賞できた。
特に1億ドルを盗み出すためにチームを集め、障害を見つけるたびにそれを解決する方法を次々と考え実行していくという作戦の準備段階が非常に面白く、大量のお金を盗み出すシーンへの期待感を膨らませてくれた。
しかし、実際のところ作戦は破談となってしまい、かなり力づくで金庫を盗み出したところは残念であり、入念に作戦を立てていたため計画通りのスマートな盗み出しを見たいという気持ちもあった。
また、本作における最大の見どころはやはりカーアクションである。
臨場感あるカメラワークで色々な車を高速で走らせるとともに、立て続けにクラッシュさせたり、横転させたり、爆発させたりと車を使った迫力あるシーンがとても多く、このあたりの激しいカーアクションはまさにワイルドスピードを見る醍醐味であるといえる。
他にもトレットとホブスという大男2人の殴り合いのシーンも豪快であり、迫力があって鑑賞しててワクワクするものだった。
そして、1億円強奪後、それで映画が終わることなく、それぞれのメンバーが思い思いに人生を楽しんでいるところを最後に映してくれたところは良い演出であると感じるとともに、とても印象的で素晴らしいと思った。
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