このレビューはネタバレを含みます
名前はよく聞くというか、遥か大昔グロ映画として名を聞き知っていた作品。markが多いということで逆張り性格が作動し全く触れていなかったもののいざ観てみると思ってた以上に面白く、テンポ良く進む。友情、信頼、裏切りが描かれるバトルロワイアル、’’学生だからこそ’’の要素。「友達だよね？」みたいな余計な感情が出て来て協力したり裏切られたりはお決まり。ただ、この手の映画で主人公という存在がいる時点でそのキャラは死なないということが分かってしまうのが残念。その他のキャラは程よく、一部断面的に見せられても以前の関係性が分かるし、その関係によって殺す殺さない、殺せる殺せないがあるのも良いんだけど...最後まで生き残ってた脱出班、めちゃくちゃ良い殺し役の柴咲コウがよくわかんない(何も語られない、魅力もない)志願参加者にあっさり殺されて終わるのが激萎え。主に殺し回ってたのは柴咲コウと志願参加者のみで、この2人がいつか対峙するだろう事は観て行けば察しがつくけれど、流石にあっさりすぎて面白みに欠ける。「えぇー！せっかくそこまで生きてたのにそんな簡単に死ぬのー！？」という悲しみ。尺の都合か、そのあたりはめちゃくちゃ残念だったけどあとは大体良かったです。そしてなにより、私は役者としてのたけしが凄い好きということが分かりました。続編は酷すぎるとのことである意味期待。
視聴 2024年1月19日
