岡本喜八 監督作品
安政7年2月
大老井伊直弼の暗殺を画策する水戸浪士らは連日桜田門の前で登城する井伊を待ち受け決行の機会を伺っていた
しかし井伊は企てを見透かしたかの如く姿を現さない
浪士の首領である星野監物は事を起こすためにかき集めた浪士以外の何者かが井伊側と通じているのではないかと踏み取り巻きに思い当たる者の素性を調らべよと命じるのだった。。
以下ネタバレ
三船プロダクションの製作の2作目
桜田門外の変を題材に1人の暗い過去を背負った浪士を主人公に暗殺と内紛を描いた作品
豪快な侍像の三船敏郎だが今回は陰のある侍役
内通者の詮索に苦労し二転三転する物語
重厚で見応えのある作品
最後は井伊直弼を殺害するが実は実の父だったという悲劇的な結末を迎える
監督、独自のいつもの軽妙さは少な目だけど引き込まれた作品☺️