キモサベ

東京画のキモサベのレビュー・感想・評価

東京画(1985年製作の映画)
3.5
『“OZU”をたずねて何千里?』

実は先日(2024年2月)劇場鑑賞した「PERFECT DAYS」(2023年) があまりにも“響いた”ので、今度は自分がヴィム・ヴェンダース監督さんを
“たずねる”ことに・・・

監督さん、よっぽど“パチンコ”に興味があったみたい・・・そっかぁ、確かに外国では聞かない気もするんですが? “パチンコ”
また日本では当たり前の、食堂のショーケースの見本(蝋細工)が余程珍しかった(気に入った)ようで、製造する現場にも訪れていました(丸一日居たと語ってました)

そして、変わりゆく“TOKYO”を目の当たりにして、返って小津映画の“崇高さ”を再認識されたようです

笠智衆へもインタビューしていたのですね、日本だってせいぜいNHKか、徹子の部屋(定かではありません)ぐらいじゃない?

監督がこの撮影で来たのがが83年と言っています
あれから40年、「PERFECT DAYS」には小津監督の描く“父”でもなければ“娘”も出てきません・・・っていうか、家族が存在しませんでした
ですが、優しさ、温かさのようなものは受け継がれているのかなぁ・・・改めてそんな気がしました

これも後で知ったのですが、役所広司が演じた主人公は平山、「東京物語 」(1953年)で笠智衆の演じたお父さんも平山だったのですね

なんか、もう1回観に行きたくなっちゃいました「PERFECT DAYS」
キモサベ

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