イチロヲ

チャイルド・プレイ3のイチロヲのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)
3.5
陸軍士官学校の寄宿舎で暮らしている少年が、チャッキー人形の執拗な襲撃を受けてしまう。第2作目からドラマが継続している、人気シリーズ第3弾。

前作のラストの製造ラインが、チャッキーの素材で人形を再生産させてしまい、ナンタラカンタラ。スクールカーストに縛られている学校が主なる舞台であり、前作の少年は16歳に成長。低年齢層の生徒が、新たなターゲットにされてしまう。

チャッキーが変に愛着が湧くキャラになっており、自分の性格の変化を自虐的に茶化すところが面白い。子供から売られた喧嘩(ゲーム)を無視できずに、脊髄反射的に乗り掛かったりなど、殺人鬼気質と子供向け玩具気質が玉石混交している。

「ぞんざいに人形を扱うと、その人形から報復を受ける」というモチーフが秀逸。人形から抜け出せなくなった凶悪犯チャッキーの立ち位置を含め、あらゆる方向から因果応報を含ませている。
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