このレビューはネタバレを含みます
人生はほんのすこしのタイミング。
妻の死から立ち直れずにいる作家
父の前で作家の名前を借用する男の子
タバコ屋店主が語るクリスマスストーリー
エンドロールの裏でそのストーリーを映像でなぞらえるの、とてもすきでした。
メインビジュアルが新たな意味を持つ瞬間、たまらなく良かったです。
嘘が嘘とわかっていながら、それでも「ふり」を続ける人たち。それはタバコと同じように、無為なものかもしれないけど、無為な時間は必要です。
最初の方にあった、消えていくタバコの煙の重さが最後に染みてくる。
(タバコの重さを測った 一灰と吸い殻=煙)