このレビューはネタバレを含みます
自分の元を訪ねてくれた両親に辛く当たり引き返させる。
言い返せず退散する両親の背中を見つめる、今にも泣きそうな娘の歪んだ表情。
あんなに悪い口を叩くのも、娘なりの事情が。
もう引き返せないところまで来てしまった。
君と最後のクリスマスを楽しんだ
そう言われてみれば
自分にとっては些細なことが、誰かにとって最後だったり最初だったり思い出となることがある。
良いことをしたなオギー
嘘をついて物を盗んで?
彼女を幸せにした
嘘が上手いのも才能だな
秘密を分かち合えない友達なんて友達と言えるか?
その通り それが生きてることの価値だ
全ての話にオチがあるわけではなかった。
現実とはそんなもの。
出会いがあり別れがある。
どちらも不意に訪れる。
全ての時を共に過ごす人はいない。
オーギーのタバコ屋の前で撮った写真のように、人生は同じようで1日1日違う。
夏の日差し 秋の日差し
weekday weekend
服の厚み
いつのまにか新しい顔が常連になり、古い顔が消えていく。
振り返ればほんの短い間のご縁だった人にも懐かしさを覚える。声が聞きたいと思う。あの人は今、元気にしているだろうか。