このレビューはネタバレを含みます
前作「バットマンビギンズ」とは段違いの面白さ。
この映画ではさまざまな善悪が描かれる。純粋な悪の権化であるジョーカー。愛する人を失った苦しみのあまり、正義から悪へと転落する検事。フェリーの乗客が見せる意外な善性。
特にフェリーのエピソードが良かった。ジョーカーは、人間のエゴイズムを暴き出して楽しもうとしたのだろうが、そうはいかなかった。実質的にあの時点で、ジョーカーの敗北は決定していたのだろう。
人々の正義を信じる心を守るため、自ら罪をかぶって闇の騎士となるバットマンがカッコいい! ラスト胸熱。