藍色

ダークナイトの藍色のネタバレレビュー・内容・結末

ダークナイト(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダークナイト、というタイトルが彼はヒーローではなく我らを陰から監視している「暗闇の騎士」という形で繋がるのがオシャレ。

話が暗い…バットマン何もしてないのにどんどん追われる側になっていく。

ジョーカーの狂気っぷりもなかなかの怪演だった。

ラストでバットマンがジョーカーを殺さなかった理由がわからない。「高潔な正義感を持ってるからジョーカーを殺せない」ってジョーカー自身は言ってたけど。
でもバットマンは、第一作では「お前を殺さないけど助けもしない」ってラスボスを暴走列車に放置して殺したし。
本作ではジムの息子を助けるためにデントを殺してるし。ジョーカーもこれだけの人間を殺してるんだから、バットマンが殺したところで、今までバットマンが殺してきた人たちと何が違うんですか?という感じ…。

ジョーカーにとっては、バットマンがいるからこそ自分がただのコソ泥ではなく、ゴッサムに輝く闇となるので、バットマンを殺せない。

バットマンにとっては、ジョーカーを殺せない理由は…?

⚫︎

今作でレイチェルの役者が変わってるので最初に誰かわからなかった。まさか主役級の人が今作で死ぬとは。

前作の終わりに「いつか平和が訪れバッドマンがマスクを脱ぐ時が来れば、あなたと共にいる」っていい感じの告白してたのに。

バットマンが振られてデントと結婚することになるのは辛い…と思ったらその後の展開がもっと辛かった。

レイチェルを助けられず闇堕ちしたトゥーフェイス状態のデントは可哀想だったけど、本人もあの状態からは復讐と自分の死以外に望むものはなさそう…。


ジョーカーの、人をあやつりカオスを生み出すやり口と力がすごい。

「マジックを見せてやろう。この鉛筆が消えるんだ」のシーンはすごく印象に残った
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