おだんごぱん

ダークナイトのおだんごぱんのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
5.0
ヒースレジャー追悼月間、第15弾。

バットマンの宿敵のいかれポンチ、ジョーカー役。

役作りのために1ヶ月ほどホテルにこもったという話はあまりにも有名だけど、喋り方や声、仕草全てでヒースらしさを感じさせない変身ぷり。

邪悪で残酷、人を嘲笑い容赦なく傷つける。人間らしさはなく、コミックから出てきたキャラクターそのもの。キャラクター作りはとっても難しかっただろうけど、自信もって堂々と、楽しんで演じているようにみえる。まさに、渾身の演技。

途中で出てくるジョーカーからのビデオメッセージのフィルムは、ヒースが自分でやりたいと言って、監督がヒースに任せたという話をどこかでみたけど、あのフィルム、ヒースがいつも持ち歩いてたというビデオカメラで撮影したのかな。自撮りな感じとか、フィルム感がヒースっぽくてゾクゾクする。

留置所でのバットマンとジョーカーのやり取りや、クライマックスの2人の会話が迫力があって面白い。ジョーカーの喋り方はゆっくりで、英語が苦手な私でも何を言っているのかちょっとわかるのも嬉しい。

バットマンシリーズは見たことなかったので、主人公の大富豪っぷりに爽快さを感じた。次々と出てくるハイテク武器に感心してしまう。周りを固める人達もいい味出してる。他の作品も観てみようかな…。