なおとた

ダークナイトのなおとたのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
3.0
ヒース・レジャー演じるジョーカーが凄い!
映画史に残るような怪物の誕生を目撃した感じ。
見た目一発で「あ、こいつはヤバイ」ってわかる説得力。
どこまでも読めない闇の深さ。
そしてそこらの悪役とはちがう壮大な目的ととても魅力的な悪役に仕上がってる。
個人的に鉛筆のシーンが大好き。

ただジョーカーが狂人でありながら知的で用意周到なのに、対するバットマンは場当たり的で、大した計画性もなく、いつも力技で解決するので、というか解決もできてないので「バットマンもっとしっかりしろ!」と軽い怒りも感じたり。

結局のところダークナイトが名作なのはジョーカーという魅力的な悪役がいたおかげでその他の2作(ビギニング、ライジング)が佳作なのはジョーカーがいないからと言うことだと思う。
そしてシリーズ3作も作ったのにこの監督はバットマンというキャラクターを魅力的なヒーローにできなかったということでもある。
なのでこの映画ジョーカーの活躍を見たい人にはぜひおすすめしたいけど、
かっこいいバットマンを期待する人にはまあまあおすすめといったところです。