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赤毛のmhのレビュー・感想・評価

赤毛(1969年製作の映画)
5.0
岡本喜八がすごいのは、自分で脚本も書いてしまうところ。
しかもその脚本が素晴らしいでき。セリフとテンポがめちゃくちゃ良かった。
三船はもちろん、代官役の伊藤雄之助、ライバル役の用心棒たちのオーバーアクトがはまってる。
バカだがまっすぐという主人公のキャラ造形が素晴らしい。子どもの頃、柿の木から落ちた→からバカになった。の次、→それでも柿は手放さなかったと転じるあたりのシナリオがほんとうまい。
見方によっては菊千代外伝とも受け取れる。
リアルな雷鳴、白飯や茶漬けをくってる三船、風の強い猿渡宿。いいシーンがいっぱいあった。
不勉強で赤報隊を知らなかったことも手伝ってめちゃくちゃ面白かったです。
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