赤毛の作品情報・感想・評価・動画配信

「赤毛」に投稿された感想・評価

王政復古の頃、
歴史の闇に葬り去られた男の話

圧政の崩壊という基本的には
ハッピーな出来事のはずなのに
大きな権力が動くとなると
こんな事もあったんだろうね
(このお話は史実??)

テンポと勢いは圧倒的。さすが巨匠。

そして三枚目のトシロウ・ミフネが
またガツンと来るんだね!
虎の威を借って
やりたい放題なんだけど
一枚皮を剥げば
ただの田舎者なのがオモチロ。
階段を降りるときの謎の掛け声で
爆笑したよ!
ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっ
ちょっ、ちょっ、ちょいっ って笑

終盤にさしかかるにつれ
何が正義なのか
段々わからなくなってくるね
   
2021.1.23
期待はずれ。もう一つ面白くなかった。高橋悦史、岸田森は若くって魅力があったがもういない。 岸田森は同年生まれで食道がん。私と同じだ。高橋は膵臓がん。 残念、残念。
私にとって初の岡本喜八作品。
前半はかなりコメディタッチ。
舌足らずで三枚目な三船敏郎。

世直しを謳う官軍の表と裏を描いた作品。
ラスト民主達の踊りのシーンは狂気。
mh

mhの感想・評価

5.0
岡本喜八がすごいのは、自分で脚本も書いてしまうところ。
しかもその脚本が素晴らしいでき。セリフとテンポがめちゃくちゃ良かった。
三船はもちろん、代官役の伊藤雄之助、ライバル役の用心棒たちのオーバーアクトがはまってる。
バカだがまっすぐという主人公のキャラ造形が素晴らしい。子どもの頃、柿の木から落ちた→からバカになった。の次、→それでも柿は手放さなかったと転じるあたりのシナリオがほんとうまい。
見方によっては菊千代外伝とも受け取れる。
リアルな雷鳴、白飯や茶漬けをくってる三船、風の強い猿渡宿。いいシーンがいっぱいあった。
不勉強で赤報隊を知らなかったことも手伝ってめちゃくちゃ面白かったです。
あ

あの感想・評価

-
赤報隊の話だからオチは自ずとこういうことになると思われ、タイトルシーン筆頭に序中盤の楽しい場面が悲しい。
対立の構図が面白い。俳優に支えられた漫画のようなキャラクターや編集も楽しい。そしてやっぱり色がきれい。カラー技術そのものに喜んでるよう。オチの感じはニューシネマ意識なのかな?と思ったけど、まだ早いか?史実だしなあ。いや、ボニーとクライドもソニーの強盗も史実か。というかこれはGon-Sanが死んだだけで世の中が良くなっていく予感のハッピーエンドか。なんで英語字幕ついてた?
まさわ

まさわの感想・評価

3.5
赤報隊の先鋒として故郷の沢渡宿へ乗り込み、遊女や農民を解放する三船が「本当のヒーロー」になる映画だけど、あと20年若ければなあ…というキャラだった。三船49才…監督とは仲良しだし、あて書きなのかもしれないが。とはいえ、ええじゃないか踊りが熱い!!
ゆう

ゆうの感想・評価

3.3
幕末、赤報隊員の三船敏郎が幕府の圧政から故郷を解放するが、赤報隊自体が偽官軍として新政府から切り捨てられて、宙ぶらりんになる話。

物語の舞台は違うけど独立愚連隊シリーズと共通するテーマ。
赤毛のカツラは『独立愚連隊西へ』の軍旗に似ているかもしれない。
三船敏郎「皆がチヤホヤするのは俺じゃなくて、この赤毛なんだ」
高橋悦史「葵が菊に変わるだけじゃねえか」

厳しい境遇に苦しむ岩下志麻。
最後に一矢報いると、画面から全ての音が消えて、静かな群衆の中を乱れた女郎姿で歩く。
痛快さと皮肉さがミックスされたような時代劇『赤毛』。『赤ひげ』ではありません『赤毛』です。

いかにも岡本喜八監督らしい一本だった。

官軍の一部隊である赤報隊は新政府が掲げる年貢半減を村々に喧伝し回り、民衆たちの決起を促していた。

赤報隊の権三(演:三船敏郎)は沢渡宿の農民の出で、次の目的地が沢渡であることを知って、相楽隊長(演:田村高廣)に自分ひとりだけでやらせて欲しいと懇願する。

隊長の許可を得て、隊の象徴である“赤毛”を借りた権三は十年ぶりに故郷の地を踏む。

沢渡宿では、相変わらず悪代官とヤクザに支配され、圧政に苦しんでいた。

早速、権三は官軍という立場を利用して、代官とヤクザたちをとっちめて、無理矢理取られた年貢米や借金のカタに身売りされた娘たちを解放する。

瞬く間に村のヒーローになった権三は、後から赤報隊がやってくるのを首を長くして待っていた。

が、しかし事態は予想だにしない展開を迎えようとしていた。

この予想だにしない展開は『るろうに剣心』を読んだことある人にはご存知の通り。

自分も赤報隊の悲劇については『るろ剣』で昔から知ったようなものだった。

とは言っても和月伸宏氏によれば連載時はよっぽどの歴史好きにしか赤報隊は知られておらず、先輩漫画家から「これはマニアックすぎるだろ」と人伝に聞いて凹んだとか。

さて本編だが岡本喜八監督だけあってテンポはいいし、常にエネルギッシュな映画に仕上がっている。

個人的には「ええじゃないか」で終わる時代劇はあまり好きじゃないのだが、このラストシーンの大群衆による「ええじゃないか」は圧巻で、この時期既に邦画界はガタガタだったにも関わらずあの人数は凄い。

役者も三船筆頭に、寺田農、高橋悦史、岸田森、天本英世、花沢徳衛、砂塚秀夫、草野大悟、望月優子、常田富士男と濃いメンバーが揃っている中、一際濃ゆいのが悪代官を演じた伊藤雄之助!

ふてぶてしさは相変わらずだが、形勢不利になると途端に慌てふためく姿に思わず笑ってしまう。

それにしても三船はいい。最後、怒りが頂点に達した時に三船の顔がパアッと真っ赤になるのが印象的だった。

■映画 DATA==========================
監督:岡本喜八
脚本:岡本喜八/廣澤栄
製作:三船敏郎/西川善男
音楽:佐藤勝
撮影:斎藤孝雄
公開:1969年10月10日(日)
赤ひげの影に隠れてしまいがちな名作!

赤報隊と相楽総三の名をこの映画で知る。
歴史の教科書にはあったかも知れないが、
知る由もなかった。

偽官軍の汚名を着せられ、今までの功を奪われて始末される赤報隊。
岡本喜八が明治維新にこだわり続けた理由も分かる。

裏切られ者を描かせたら右に出る者無し!
d3

d3の感想・評価

4.3
人は場面によって様々な顔を持つ。
見せたい自分、そうありたい自分、求められる自分。信じた未来に残したい姿は、どの自分か。
社会が変わろうとするとき、覚悟を決めた人々の顔は美しい。
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