監督:岡本喜八、主演:三船敏郎で送る幕末コメディ映画。
時は幕末、王政復古の時代。久方ぶりに帰郷した主人公が、村の人々と旧交を温め、村を救う。痛快娯楽コメディ映画である。
今作の登場人物たちは、…
黒澤明監督と袂を分かった三船敏郎。本作は自ら製作、しかも監督は軽妙な岡本喜八。もう三船さん、初っぱなから両手を広げて馬を疾駆させ、解放感まる出しです。ですが「出自は農民で学はないけど人が好く、やたら…
>>続きを読む『アオイが、キクに変わるだけ』。結局、世の中そうだよね?今の日本も、そうだ。『自民党』政権が、『民主党』政権に変わっても、何も変わらなかった。むしろ、悪くなった。『ゴンゾウ』のやった、3日間だけの、…
>>続きを読む単なる娯楽映画で終わらない喜八映画の真骨頂。
底抜けに明るくてバカみたいな笑いがあるのに、主人公は権力の不条理に翻弄される。
岡本喜八の戦争体験に起因する権力に対する根本的な不信感。戦中世代のや…
国の変化によって混乱をさせられる国民の声と不憫な状況が今に似てると思った。
何もできない、どんどん悪化して助けを求めたらめちゃくちゃになって人間なのか、日本人気質なのか怖かった。
最初は不遇な村人を…
幕末・王政復古の世。
“ええじゃないか”を連呼しながら町を練り歩き、踊り狂っていた時代。
権三演じる三船敏郎。
劇中に登場する
「死に行く先は“無”」
というセリフ。
同じ岡本喜八作品の『どぶ鼠作…