⚪概要とあらすじ
捕らえた女性をすぐには殺さず、監禁して愉しむ恐怖の殺人鬼に、犯罪心理学の専門家が挑む異色のサイコ・サスペンス。
アメリカ南部で、女子大生ばかり狙う連続誘拐殺人事件が発生する。犯罪心理学にも通じているワシントンの警官クロスは、犯人の目的が女性を収集することだと見抜いて独自に調査を開始する。ある日、ケイトという女性が犯人のもとからの逃亡に成功、クロスは彼女の力を借りて見えない猟奇犯に迫ってゆく...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“美しいから殺せない”
「何が欲しいのよ」
「全てだ」
⚪感想
サイコサスペンス作品。
どんでん返しのようでどんでん返しではないかも。声優さんの声と演出が盛大なネタバレ。
謎解きやミステリーを楽しむなら字幕が向いているけどそうでなくても割と分かってしまいそう。
アンジェリーナ・ジョリーとデンゼル・ワシントンの『ボーンコレクター』とダブっていた。あと猟奇犯罪とモーガン・フリーマンの組み合わせは『セブン』を思いだす。
クロスは犯罪心理学の専門家で警官。ケイトは医師であり、キックボクシング技術もある女性。カサノヴァは女子大学生を誘拐する猟奇犯。
雰囲気や設定としては大成功の良作だけど演出が下手くそ。声優の起用の仕方も悪い。
『コピーキャット』の劣化版みたいなクオリティ。
日曜洋画劇場では声優に高畑淳子さんの名前があって声優のお仕事も沢山されていたようで驚き。
牛乳パックがここまで活躍する作品は今作だけかも。
⚪以下ネタバレ
池田秀一さんの声がとにかくイケボで、個人的に池田秀一さんの声はジェット・リーの印象が強いので、あやふやな姿の犯人がジェット・リーに見えた。
残念なのは冒頭で犯人の声が池田秀一さんで、その後に登場してくるラスキン刑事の声も池田秀一さんなこと。同じ人物だから仕方がないもの盛大なネタバレ。声優に詳しくなければギリ分からないかもしれないが。
犯人は東海岸と西海岸に2人いるけど、ケイトを捕まえた時点で片方が写真を送っていたので仲間がいることは何となくわかる。
犯人2人に池田秀一さん、大塚明夫さんというベテラン勢。
行方不明となった姪ナオミを探しながら事件を解決しようとするクロスと事件の犯人に誘拐されながらも逃げ出したケイト。
ケイトが逃げ出して川に飛び込む時のボロボロ具合。目とか凄い。
ケイトに使われた薬からルドルフが犯人の候補に。寸前のところで逃がしてしまう。しかしその後ルドルフからの繋がりで女性たちが捕まっていた地下を発見する。しかしルドルフは死亡し、カサノヴァは逃亡する。
なんでカサノヴァがバレたかと言うと以前カサノヴァがクロスに渡した手紙とラスキンがクロスに渡した銃の引渡し書類のサインが同じだったから。ポンコツ。
最後ガスを避けき牛乳パックを通っての発砲が面白かった。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。