僅か12分しかないが内容はものすごく濃い。
本作はキャラクターが会話する事なく物語が進んでいく。
その為、キャラクターの動作や表情のみで心情などを読み取らないといけないが、表現や演出が抜群に良いので読み取きやすくなっている。
また、映像も柔らかいタッチの手書きの絵であり、それに素朴な音楽がマッチし、気分が明るくもなるが同時に悲しくもなる絶妙な演出をしている。
大まかなあらすじは、 海面の水位が、どんどんと上昇してしまい、その世界で住むおじいさんは、家を上へ上へと増築していく。その中でおばあさんから貰った大切なものを海に落としてしまい、潜水服を着てそれを取りに行く。その中で色々な事を思い出していくと言う話。
下に行く連れ段々と悲しくなってくるが、色々と考えさせらるが、特に私の過去や将来について考えてしまった。
非常に完成度が高く色々な人にオススメ出来る作品だと思う。
原作はどうやら絵本らしいので、もう少し子供が大きくなったら、読み聞かせたいと思った。