マイケル・マンの劇場長編映画デビュー作になるのかな。
11年の刑期を終えて裏社会や泥棒稼業から足を洗いたい男がなかなか足を洗えず奮闘する話。
出所してすぐまた泥棒やってるし、足洗う気ないんじゃないの?と思っちゃうが、ちゃんと理由があった。獄中でも出所してからも組織のボスに世話になっちゃってるんだな。
義理固いのは良いことかもしれないが、こうなるとめんどくさい。どうしても足を洗いたいフランクはどうするのか。幸せな生活を送ることができるのか。
組織と繋がってる時点でダメだろうと観ていて思う。そのとおりで、組織のトップから潰してしまえとガンガンやる。
世話をしてもらった住居や店はどうするんだと思ったら全部捨てる。
潔い!!!そこまでして足を洗いたいんだなという本気度が伝わるね。
足を洗いたいのに洗えない、ずっと組織の目が気になる…なんていうぬるい話じゃない。バッサリキレイに足を洗う、そういう話。
悪党なんだけど、そこは一貫して筋が通っていて良い。