Taketo

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのTaketoのレビュー・感想・評価

3.7
仕事に取り憑かれた男の物語。
はたしてダニエルは何を求めていたのだろうか?石油採掘という自分のある意味での才能を使い、自らの競争心を満たす為に周りの人間を蹴落としながらのし上がっていく。妻もいなく、彼なりに愛した息子も彼の元を喧嘩別れのように去っていく。
その結果彼にはただ小切手にサインをするだけの退屈な毎日だけが残る。
石油王という自分には関係いのないような登場人物だが、それと同時に自分の人生を考えさせられるような内容だとも思った。
そんな中、ラストシーンでイーライが彼の元に訪れる。ダニエルは、イーライが偽ものである事を認めさせ最終的には、殺してしまう。
石油王になるまでに彼は殺人も犯している。そんな彼にとってイーライを殺すところまでただの退屈しのぎのように感じられた。
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