光一

ボビー・フィッシャーを探しての光一のレビュー・感想・評価

4.1
静的と動的が交互に顔を出す至極のチェス映画!自分自身が実は某ヨーロッパ頭脳スポーツの日本選手権で1位2位を争うプレイヤーだったりするので(笑)、共感度が強い言葉の数々に終始唸りっぱなしでした。

伝説の天才チェスプレイヤー「ボビーフィッシャー」が失踪した時期に誕生した後継者「ジョシュ・ウェイツキン」。彼の幼少期の自叙伝的映画。

登場人物たちの人間的成長もあり、その人間模様を見守って楽しむスペース余白がしっかりあるので、誰もが楽しめる映画だと思います。ただ、チェスのルールをよく知っている人と全く知らない人では、感動度はかなり大きく変動しそうです。

ストーリー点4
監督点3
役者点5
映像音楽点3
印象点5
エモーショナル点4
追加点0.1
総合点4.1

(※2019年1月1日以降のレビューから採点項目を一部変更しました!主に以下を考慮しています!)

ストーリー点…シナリオや舞台設定など。物語に魅力を感じたか

監督点…構成や演出などのセンス。不自然さを潰してリアリティを作れているか

役者点…俳優や女優の凄み、エキストラの質。キャスティングは適役だったか

映像音楽点…撮影や編集のクオリティー。グラフィックデザインや音楽は作品の世界観に寄り添えているか

印象点…作品として記憶に残るインパクトはあったか。個人的な好みはここに

エモーショナル点…笑えたかor泣けたか。感情の振り子を揺さぶられたか

追加点…同じ点数で並んだ他作品群よりも抜きん出ていると思えた場合は0.1〜0.2点加算
光一

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