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女中ッ子のwayfarerのレビュー・感想・評価

女中ッ子(1955年製作の映画)
3.0
左幸子主演の「女中ッ子」を見ました。

秋田から上京してきた田舎娘が、東京で住み込みの女中として働く話です。物語の中心は、左幸子演じる女中と、腕白で母親からも持て余されている住み込み先の末っ子の少年との交流です。

それほどドラマチックな展開があるわけではありませんが、昭和30年ごろの都内の中流家庭の日常や、秋田の農村の様子がリアルに描かれていて、143分とやや長尺ですが飽きずに見られました。

ラストはちょっとやり切れないですね・・。それこそ、映画のようにはうまくはいかないか😔、という感じです。

それにしても左幸子は、「飢餓海峡」や「にっぽん昆虫記」もそうでしたが、東北の農村に生まれた女性の役がよく似合いますね。
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