ペコ

真昼の決闘のペコのレビュー・感想・評価

真昼の決闘(1952年製作の映画)
3.0
50年代のハリウッドと言えばマッカーシズム、アカ狩り、です。
見て見ぬフリをする者、仲間を売る者、村八分にする者、色々あったそうです。
そんな中で、本当に正義ある人間とはどういう人なのでしょうか。
マッチョで腕っぷしの強いスーパーマンみたいな人?

ちなみに西部劇のヒーロー、ジョン・ウェインは、この映画をめちゃくちゃ嫌い、アカデミー賞取らないように妨害とかしてたらしいですよ(・Д・)ノ

でも、別にこれはアメリカに限らず、どこの社会にもあることだと思う。
学校や会社でのイジメ、仲間だと思ってた奴が脅されて敵側につく、なんてことアルアルなのが現実。(私も経験ある)
嫌なものを見て見ぬフリすることは、誰にだって心当たりあるでしょ?
そんな無害で善良な一般市民と戦うのが本作の主人公、保安官のウィル。
誰も味方してくれず、終いには出て行けとまで言われてしまう。

現実世界のヒーローなんて、本当こんなもんだと思いますよ。
それを後から成功談として語られるのがハリウッド的ヒーロー。

なので、王道西部劇、勧善懲悪ヒーローが大好きな方には、この映画まったくオススメしません。
反西部劇、反アメリカ映画なので(・ω・)ノ

それ抜きにしても、あんまりこの映画面白くないよね(⌒-⌒; )
ペコ

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