このレビューはネタバレを含みます
「午前10時の映画祭11」
記憶はいい加減なもの。こんな悲しい映画だったんだ。
ヒーローのはずの保安官の勇退と結婚の日。昔の悪党が出所して帰って来る。町の男達は、平和ボケで逃げ腰。
新妻は、クェカー教徒で対決に反対。町の皆と、追い返そうと戻った保安官の立場なし。盛んに汗を拭く。
頼りの相棒は、保安官になれないのを恨んで傍観。結局、一人で対峙するが、ピンチ。新妻に救われて倒すが、町民の祝福にバッチを捨てて妻と去る。教義に反した彼女は、どうするのだろう?
「七人の侍」同様、普通の市民は身勝手な者。
ドラマの経過時間が、映像の時間に合わせてあり、「24」の原型。天国と地獄を2時間で味わう保安官。全編に流れる主題歌が保安官の孤独と緊張を盛り上げる。