詩を映像で感じられる作品。
非常に高度な芸術作品で、全てを理解することは難しい。(ドイツ語だし)
ただ、ひとつ明確なメッセージがあると思っていて、それは確かに受け取れる。
天使の世界をモノクロ、人間の世界をカラーで描くことで、何気ない日常の価値を再認識させてくれる。言うなれば自分たちの生きるこの世界、もっというと人間そのものに対する賛歌である。
加えて、戦争を否定するシーンも複数見られるので、まさにこの数々の屍の上に立つ平和な世界のありがたさを説かれている気になる。
ヴィムヴェンダースもかつて天使だったのかも🪽