よしたく

ベルリン・天使の詩のよしたくのネタバレレビュー・内容・結末

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ベルリン天使の詩
■経緯
今年初めに公開された、リメイク版サスペリアにて町山智浩さんの解説でこの映画を参考に挙げていたので、本日借りて見てみた。

■感想
所々の台詞に目が行った。天使の詩としてなのかは分からないが、達観したその内容はどこか不満気でもあり、人間への強い憧れの吐露にも聞こえた。そもそも映画で台詞に見所を感じたのは初めて。詩(割と抽象的)が先にきて、映像が後に造られたような印象。

映像でいえば、人間には色があり、天使には存在しない点がユニークだった。天使には五感がないし、色恋のようなロマンスもない。正直言って怠惰な世界観なところは、所謂東ドイツのような社会統制のソレを意味していたのか、単なる深読みか。

■視点
1.主人公とヒロインは人間世界で言う所の東西ドイツを表現していたのか?

2.コロンボ刑事が役のままで登場したのは、1.のドイツ統合後の世界観を意味していたのか?→お互い(天使と人間、即ち主人公とヒロイン)を仲介していて、手を取り合った後の明るい世界観が人気者である彼自身。
よしたく

よしたく