モカ

ドニー・ダーコのモカのネタバレレビュー・内容・結末

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

様々な解釈が可能な作品。
序盤のホテルでの両親の会話が、まるでドニーが死んでしまったかのようで、どうにも引っかかったので色々考えながら鑑賞。

①平行世界のタイムマシンもの。ママも銀色うさぎを知っているのか絵を見てハッとしている。ドニーの死を避けたくて(?)飛行機に乗ることを頑なに断ったり、急に愛情のある言葉をかけたり、ラストは諦めたような表情。
平行世界での出来事は夢としてうっすら記憶が残っているのかな。

②ドニーは最初のエンジン落下で死んでおり、映画はドニーの精神世界でのもの。
素直に「タイムマシンで世界を救う話」としても面白く見れるけど
【本当は周囲に愛される存在で、自分が死ぬことでセカイが救われるヒーロー】なんて思春期には魅力的すぎる死に方!!!つまり虚構でしかないと思うのです…。
理不尽な現実、すべてに理由があればどんなに救われるだろうね。ドニー自身による魂の救済を終え、彼は穏やかな眠りについた…だといいな…。

音楽がとてもいい!
モカ

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