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エイリアンのKEiGOのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン(1979年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

「今年はSFをいろいろ観てきたな~。そうだ、2021の締めくくりはこれだ!」
ということで『エイリアン』シリーズを観ていきたいと思います~!笑
恥ずかしながら実は初見!いかんせん『プレデター』推しなので、どうにも手が伸びていなかったのです…笑

いや、めちゃくちゃ面白いっすね~!!!
SFとしての要素がたっぷり詰め込まれていて大満足です!
ただの"エイリアン"モノじゃないってところがリドリー・スコット様様です。
メインとなる未知の生命体エイリアンが襲い掛かるパニックアクションから、クルーの一人が企業が仕込んだアンドロイドである展開まで用意されてるんだからお腹いっぱいですね。コールドスリープや船外活動の規定等の細かな設定も丁寧に考えられており感心するばかりです。
今じゃ見慣れた”フェイスハガー寄生後、一瞬けろっとするアレ”ですが、当時を思うととても斬新ですよね。大丈夫な時間が長すぎないのも、作品を間延びさせない上手な演出だと感じました。

内田樹氏のエイリアン・フェミニズムのような作品が持つテーマの話もありますが、今回はあえて触れずにおきます。というのも私がまだ内田樹氏のpaperを読めていないので…笑
内田さんの論文を読んでから本作を観返すと、きっとまた違う感動があるでしょう。そのときレビューを更新することにします。

余談ですが、今作を観て思ったことがもう一つあります。それはアトラクションについてです。『エイリアン』は1979年の作品。今から約40年前に作られた作品ですね。エイリアンがいつ襲ってくるか分からない"焦らし"や宇宙船内に噴き出す煙の演出、80年代を感じるSFの舞台セット。これって今のディズニーランドやユニバーサルスタジオのライドアトラクションとあまり変わらないなーと感じました。良いとか悪いとかじゃなくて、多分人間が面白い!と感じることって普遍なんだと思います。だから”楽しませ方”が似るんじゃないかなって。でも、どうしても僕はデジタル畑の人間なので、「もっとテクノロジーを使って、新しい体験(本質的な楽しませ方は一緒)が作れるんじゃないか?」「もっとアップグレードできるところはないのか?」とか考えちゃうんですよね。仕事に繋げられそう…笑

はい、完全に余談でした!
ここまで読んでくれた方ありがとう!
果たして年内に『エイリアン』シリーズ制覇できるのか?
乞うご期待!


参照
・荒木飛呂彦, "荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論", 集英社新書, pp132-136
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