VSジョーズでも、VSプレデターでも、VSアバターでも、VS忍者でもない、正真正銘(?)のエイリアン作品!
まず、緊迫感が爆誕し、そこから疑心暗鬼といった感情が、生存者の心へ寄生していくさまは見てて楽しい。「遊星からの物体X」や「パラサイト」で、人間を喰らい化ける存在がいるのですが、今作でもその描きが臨場感あってたまらない。
また、取り付けられた探知機によるレーダー反応が時折挿入されることで、人の生き死にに対する絶望感やら、儚さやらの気持ちの入りようが、決定的に変わってくる。何せ、反応が消滅した時のピー音が、まるで医療系ドラマでよく聞く、心拍数が0になった時になる音のようですから。
今作は序章に過ぎないので、今後リプリーが何を思うかを漂わせる〆として、しっかり機能していたと思います!