ムラサキシャチホコ

エイリアンのムラサキシャチホコのレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
4.0
2週間くらい前にこんな夢を見た。
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ある日のテレビ情報番組。とある民家がエイリアンに襲われたというニュースが流れていた。興味を持った僕たちはその民家を見に行く事にした。僕たちは50メートルほど離れたところから、その民家を眺めている。空はニュース映像と同じどんよりとした曇り空。するとその民家から激しい咆哮や破壊音が聞こえ始めた。どうやら時間を遡りエイリアンが暴れていたその時間に居合わせてしまったようなのだ。破壊音が止むと民家の扉からエイリアンが現れあの細長い頭部をおもむろにこちらに向けた。
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僕はどうやら後ろのビルに逃げ込んだらしい。3階建のビルの最上階ホールにいる。窓は大きく吹き抜けで、どんよりとした曇り空が大きく広がっている。ぼんやりと空を眺めていると窓の下方からヌッとあれが現れた。あの黒くて細長い大きな頭部が。しかもエイリアンは25メートルほどに巨大化している。瞬く間に窓は粉々に叩き壊され、粘液とともに出てくるあの顎が、、、自分をめがけて伸びてくる。ホール中央に立っている銅像を盾に、伸びてくる顎を避けながら、なんとか脱出に成功した。
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果たして逃げ切れたのだろうかという不安な気持ちで薄曇りの住宅街をトボトボ歩いている。すると立ち並ぶ民家の隙間に現れた畑に、誰かの嘔吐物が道しるべのように点々と先につながって残っている。これは脱出に成功した先輩が逃げ道を示してくれたに違いない‼︎そう直感した僕は嘔吐物を辿り、あの恐ろしい咆哮も破壊音も聞こえない、完全に安全なエリアにたどり着いたのだった。西の空にはうっすらと夕陽が射し始めていた。
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夢の印象も冷めないこのタイミングで、ちょうどCSでエイリアンを放送していた。
エイリアンのデザインもさることながら、エイリアンの卵が人知れず宿主を待ち続ける座礁した宇宙船内などギーガーの作り出す世界はやっぱ最高。完全に別世界に連れてかれる。非常点滅灯の光景や廃工場のような船内もカッコいい。最初から最後まで緊迫感あるストーリーは分かっていても見てて緊張した。
前にエイリアンを見たのはたぶん10年以上前だけど、それでも夢に出てきてしまうインパクト。久しぶりに見ても全く色褪せていなかった。