幻聴や頭痛に苦しみながら、数字で世界を解き明かそうとする数学者が主人公。
この監督と作曲者クリント・マンセルのコンビ好きです。
画質が粗くて白飛びした、縄文時代に撮ったのかってくらい古めかしい映像、何度も執拗に繰り返される幻聴シーン、延々鳴り続ける電話の音など、観客のストレスを引き出すことを目的にしてそうで、いかにもダーレン・アロノフスキーらしい。
ラストは観客に想像を委ねるパターン。
劇中で「機械が壊れる直前に意識を持つ」って言ってたのがヒントなのかなぁと私は思ってるけど、どうだろう。
こういうのって、数学オンチな身からすると何言われてもそこそこ説得力があるように見えてしまうけど、本物の数学者から見るとどの程度納得できるものなのか気になります。