桔梗F

鬼畜大宴会の桔梗Fのレビュー・感想・評価

鬼畜大宴会(1997年製作の映画)
3.0
R18+

薄汚れた文化住宅の一室に彼らはいた。獄中の首謀者・相澤努に魅了され集った学生左翼組織のメンバー達である。

相澤の出所を待ち、活動の準備に勤しむメンバー達であったが、相澤の突然の自殺を きっかけに組織の歯車は狂い始め、遂にはもう誰にも止めることのできない愛液と血液まみれの大惨劇へと展開していく。

熊切監督の卒業自主製作映画で、連合赤軍事件を元にエログロ、リンチ満載のカルトスプラッター映画(*_*)

自主製作ってことで、当然、超低予算なのだが、暴力、グロ描写がエグく、何から何まで汚く、観ると気分の悪くなる映画(^-^;
海外の映画賞はそれなりに取ってるんだが。

まあタイトルの勝利(笑)
こんな題名つけられて、興味を示さないホラー映画ファンはいない!(はず…)

まさに、全員鬼畜でリンチ、殺戮合戦をやるのだが。その狂気にたどり着くまでのドラマ部分もしっかり描いている。※常人の理解の及ばぬところだが(゜ロ゜;

美人は登場しないがエロ満載。グロも首ちょんぱ、ち○コ切断・食いちぎり、ライフルなど多種多様。
グロ描写、血糊などはよく作ったなあ、と感心します。

メッセージ性があるかは甚だ疑問だが、観る人によるだろう(*^^*)

ただし、学生運動系映画を観たかったら、若松監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を激しくお勧めします(^-^;
こちらもかなりエグいし、ある意味ヘタなホラーより数段キツいです( ; ゜Д゜)

熊切監督は数年前に『ノン子36才(家事手伝い)』という映画も撮ってるが、こちらもまたとんでもない映画(T-T) 
主演の坂井真紀はよくこれに出た!というレベル…
そういや坂井真紀は実録・連合…でも壮絶なゲホンゲホン!凄い女優さんです(*^^*)

つい脱線してしまいました…

ずば抜けていい映画ではないのですが
特筆すべきは、20代前半でよくこんな変態映画を撮れたということです♪ 
ヘムタイ映画を極めたい方以外にはまったくお勧めできない映画ですが(´д`|||)
桔梗F

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