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ロミオ&ジュリエットのbのレビュー・感想・評価

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
4.8
悲しい恋愛とか死は100パー泣くからあんまり進んで観たいものではなくて、自分のそうだった記憶が蘇るし
強調される永遠に続かないことが残された日を歩むように思えて。もんの未来の死と被るしね
でもタイタニックとほぼ同時期のレオが観れることもあって気になってたんだよね。

悲恋がこの作品のテーマだけど、2人の出会いから惹かれるシーンがすごく好きで
水槽越しに何も話さず吸い込まれるように互いの目を見るのも、引き離せずにキスしながらエレベーターを往復したり、プールの中で永遠の愛を誓ったり。
ジュリエットの純粋無垢な美しさもだけど、レオこそがロミオ!っていう美貌がふんだんに使われ過ぎてロマンチック好き女子にはたまらないと思う(私も含め)

2人は両家のいがみ合いのせいで引き裂かれたけど、若いままの姿で互いの醜い部分も見なく綺麗なまま1番愛している形で終われたのが私は逆に一周回って幸せに見えちゃったかな
年老いながら相手の全部を受け入れてどちらかが看取られるまでって形もすごく美しいけど、それって同時にすごく難しくて可能性が限りなく低いんではって思ってしまう
まだまだ生きてないから簡単に言えないことだけど、私の人生観の中では年をとることがいいことと結ばれてないからってのもあるかな
恋って惹かれるのはすぐなのにタイミングであっけなく終わるし、そう思うと悲恋の重なりじゃない?
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