このレビューはネタバレを含みます
有名作の割に初見だった。
連続殺人鬼のジョン・ライダーに、気の良い青年が追いかけ回されるという映画だが、結局ジョン・ライダーとはなんだったのかという疑問が大きく残る。
自制の効かない異常者が初めて反撃を喰らい、コイツなら俺の犯行を止められるかもしれないと、自分を殺してくれるように主人公を追い込んで行ったようにも思えるが、冒頭のシーン、主人公は居眠り運転によって既に死亡しており、ジョン・ライダーとの攻防は全て魂と死神との戦いだったと言われればそれも納得出来るような気もする。
『笑っていいとも』にC・トーマス・ハウエルが出演した際、タモリからジョン・ライダーとは何者だったのかと聞かれたハウエルが、「あれは怖いおじさんです」と答えたらしいので、そこまで深く色々と考える映画でもないのかもしれない。