このレビューはネタバレを含みます
冴えない青年がヒッチハイクで乗せた男がやばい奴だったという話。警察に冤罪をかけられたり、進むところに例の殺人犯が現れたりと、割と報われない展開が多かった。これからカリフォルニア行きの仕事が見つかり、新天地へと向かう最中で社会の厳しさを青年に知らしめるという解釈はしっくりくる。
『ブレードランナー』の冷酷なレプリカント役で注目を浴びたルドガー・ハウアー。今回も奥底で何を考えているか分からない不気味な笑みを浮かべながら、青年を襲ってくる。相変わらずの不気味さと怖さである。
アメリカでは大コケしたらしいが、一部の監督達には刺さった作品らしい。