よつ

ヒッチャーのよつのレビュー・感想・評価

ヒッチャー(1986年製作の映画)
3.8
ブレードランナーでルトガー・ハウアーにどハマりしてしまい、彼目当てで鑑賞。

(あらすじ)
雨が降り続く深夜、車の長距離陸送をしていた青年ジムは暗闇に立つ一人のヒッチハイカーを拾う。
ズブ濡れのその男の名はジョン・ライダー。
男は突然自らが連続殺人鬼であることを語り始め、運転する主人公の喉元にナイフを突きつける……。


何の落ち度もない無辜の民が「たまたま」悪いヤツと遭遇してしまったばかりに、執拗に追い回され、暴力や脅迫に晒される。
起承転結も勧善懲悪もクソもない、極めて不条理なストーリーだ。
マンガで言うと古谷実の「シガテラ」や「ヒメアノ〜ル」、奥浩哉作品などでもこの手の理不尽は味わえる。
何か目的があって悪行を働くのではなく、悪行を働くこと自体が目的になっているキャラクターはマジで怖い。

ルトガー・ハウアーの狂気を存分に楽しめて最高でした。
よつ

よつ