「デタラメって難しいのよ」
うん、変な映画。
人生いろいろ上手くいかず、夢の中に逃げ込むうちに現実なのか夢なのかわかんなくなっちゃって色々やらかしちゃう男のお話。
これはまさにミシェルゴンドリーの頭ん中。
これだけ頭ん中の世界を具現化出来るってスゴいと思う。
表現者としての最高の喜び。
恋愛映画というより「モノを作るココロ」が今作の真のテーマだろう。
別に今が夢か現実かなんてどうでもよくて、彼には蛇口から出る水がセロファンに見えた、ただそれだけ。
それだけなんだけど、それが素晴らしい。
チープなストップモーション劇もいい味だしてる。
ただ物語としてはどうかなー…
ステファンが情けなさ過ぎて笑える反面イライラする。
ヒロインも別に好きになれなかったなー。
船が餃子に見えたわたしは「モノを作るココロ」がきっと足りないわね。