とぶそうや

都市とモードのビデオノートのとぶそうやのレビュー・感想・評価

5.0
ヴェンダースが山本耀司のドキュメントを撮ったものだが、ヴェンダース自身が、己や映画の在り方や表現の仕方について問う作品になっている。
とても興味深く、ヴェンダースのことも山本耀司のことも分かりやすい映画だった。

映画のインタビューで山本耀司は「自分は明日を信用していない。終わりを願っている」と言っていたが、始めの方で、自分は「フォルムやタッチが重要だから色は不要」で黒になるとも言っていて、その二つは重なるのではないかと感じた。