三四郎

戦争と平和の三四郎のレビュー・感想・評価

戦争と平和(1956年製作の映画)
3.0
オードリー・ヘップバーンから流れる黒い涙。
戦争、恋愛、歴史…、映画化するにはもってこいのすべての要素が揃っている。
勿論、トルストイの小説には到底及ばない。しかし、退屈はしなかった。テンポが良かったからだろう。

広瀬中佐に関する本を読んでいても思ったが、ロシアの貴族令嬢の優しさよ。この真心は裕福で苦労知らずからくる豊かさゆえの美しい心かもしれないが、本当に好ましいものだ。
もしロシアに革命が起きなければ…今の"ロシア"とは別のもっと違った国になっていただろうに。

この気の強そうな顔どっかで観たな〜、この胸の迫力…あ!エクバーグ!?『甘い生活』に出てた人じゃないか?!と思ったら、その人だった笑
なんだかフェリーニ監督やヴィスコンティ監督の作品に出てくる女優さんって気の強そうな顔で化粧が濃くて下品そうだけど一度見たらなかなか忘れられないね笑
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