みどり

ゴーストワールドのみどりのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.0
2022/7/24

みんなと同じなんてつまらない
ふたりは高校卒業してもふらふら
先に働き始めたレベッカとなんだか社会になじめないイーニド
半ばからかってやろうという気持ちから出会い、ダサいと笑っていたけれどシーモアの独特の個性に惹かれていく
…自分と似ている気がする

服装や髪色、時には性格まで変えて
別の自分になってみるけれど人間そんな簡単に変われないよね

ずっとこのままでいたいのに。
けれど大好きな親友さえ働き始めて変わっていく
私は何も見つけられない
美術の先生に認めてもらえない劣等感もある


ある日誰にも言わずに旅立つこと
それが1番の夢だと言ってたことが現実になってしまう
親友にも言えず、素直に愛も受け入れられず…
素直になれず人にも頼れず遠く遠く離れていく瞬間には身に覚えがありすぎた

とびきり個性豊かなイーニドのファッションがとにかくかわいいのだけど誰にも染まらない唯一無二さが相まっておしゃれの中にある冷たさが見え隠れしてた
みどり

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